古紙回収がこれからも無料で回収されるために私たちができること

無料の古紙回収を利用するのは賢い選択です。無料で引き取りに来てくれるため、施設に持ち込む時間の節約、重い荷物を運ぶ労力、ガソリン代などのコストをかけずに、大量の古紙を無料で引き取ってもらえます。私たちがもし何か大きなごみを捨てたいと思った場合、それを引き取りに来てもらうにはそれ相当の対価が必要です。重いものや大きなものを持っていってもらうのに、無料とは申し訳ない限りであり、恐縮してしまいます。

とはいえ、無料の古紙回収業者もボランティアで行っているわけではなく、彼らも仕事として行っています。仕事なので、事業主から労働の対価は払われているため問題はありません。無料で古紙回収ができるのに、お給料も払えるのは回収した古紙の買い取り価格がそれなりの金額だからこそできます。古紙回収を無料で行っている業者は回収した古紙にビニールひもをほどき、古紙に該当しないものが含まれていないか大まかにチェックします。かなりの量の古紙があるため、ひとつひとつ行うことはできないため、ひも解きを行いながらチェックします。長年の勘を頼りにしている部分もあるのでしょう。

私たちが古紙だと勘違いし、リサイクルできると思っているものは意外とあるようです。リサイクルの知識に自信のある人は間違うことはないとは思いますが、だいたいの知識のなかで生活している人がほとんどでしょう。それらの人に問い合わせてみたところ、結構勘違いをされています。たとえば、レシートや圧着ハガキ、透明な窓付きの封筒、色紙の金色と銀色に関しては古紙ではないと言うと、ビックリされました。このように思い込みで間違った分別をしていることはわりとあることなので、気を付けたいところです。

現在は古紙回収も無料で行えますが、これから先はどうなるか分かりません。それは、古紙の買い取り価格がこれまでどおりであれば全く問題がないと思われますが、買い取り価格が下落してくると回収をする際に料金を徴収する可能性もゼロではないでしょう。買い取り価格を安定させるために私たちができることは、古紙としてリサイクルできないものを間違って入れないことです。リサイクル不可のものが混ざっていると、機械の故障をはじめとするトラブルの可能性が出てきますし、できあがったリサイクル商品の品質にもかかわってくることが分かっています。古紙の買い取り価格を下落させないためにも、ひとりひとりが正しい分別を心がけましょう。